□■ここで適正な広告費について考えてみましょう■□
テレビ、新聞、雑誌、ネットなど様々な広告媒体がありますが、いずれの媒体を利用するにしろ、生徒の授業料から広告費のほか家賃や人件費をまかない、そのうえでしっかりと利益を出せる範囲でしか広告費を使うことはできません。
【英会話スクールの例】
下記条件の英会話スクールがあったとします。
生徒数:100名
授業料:5,000円(1時間/回)
授業数:8回(1日あたり)
営業日:25日
通学数:6日(1人の生徒が平均6回/月に通学)
開催数:平均して1.5教室でレッスンが行われている
この条件のもと、収支バランスを見てみると
a.売上高
6日×5,000円×100名=3,000,000円
b.人件費
2,000円×8回×25日×1.5教室=600,000円
c.オーナーの手取り(仮定)
300,000円
d.教室の利益(売上の5%と仮定)
3,000,000円×5%=150,000円
上記売上に入っていない入学金などは別途、オーナーの利益とします。
e.使える広告費
売上−(人件費+オーナー分+利益)=750,000円
以上の計算から、このスクールでは750,000円の広告費が使えるということになります。この額は、パッと見た感じでは「使いすぎ」と思うかもしれませんが、仮に生徒の平均通学期間が8ヶ月とするならば100名÷8ヶ月=12.5名(約13名)となり、これは毎月の卒業者数を意味することから、これと同じ数の入学者を確保しなければなりません。
つまり、750,000円で13名の確保が必要となります。
では、どの広告媒体(テレビ、新聞、雑誌など)を使うと、750,000円で最も生徒を集めることが出来るのでしょうか?
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